【株式投資】テクニカル分析のオススメ本
皆さん、こんにちは!
個別株を分析する手法には大きく分けて2種類あります!
企業の経営成績や経営状況を見るファンダメンタル分析、市場参加者の需要と供給を分析するテクニカル分析。
特にテクニカル分析はスイングトレードやデイトレードといった短期投資を行う際に有効です!
※短期的なトレードを目的とする場合、「投資」ではなく「投機」になります。
今回は短期投資を行う際には特に有効なテクニカル分析について書かれた本を3冊ご紹介したいと思います!
1.投資苑
それゆえなのかはわかりませんが、投資家心理の解説から始まります。
短期の市場は感情で動くとはよく言われていることであり、投資家心理をひも解くことができるスキルを身につけることは有用性が高く、投資苑ではそれを学ぶことができます!
また、難しい金融用語や株用語もあまり使用されておらず、投資家心理については「アルコール依存症患者」を例にして説明されており、理解しやすいものになっています。
テクニカル分析については一般的なダブルボトムなどの古典的チャートパターン、移動平均線などのコンピュータシステムを使った指標に加え、著者が独自に生み出した「エルダー線」や「勢力指数」の使い方が解説されています。
しかし、投資苑の目玉はトリプルスクリーンシステムと呼ばれる期待値の高い取引を実現する手法、徹底したリスク管理についてです!
初めてこのトリプルスクリーンシステムとリスク管理手法を読んだとき、私は目から鱗でした!この二つを活用することで確実に短期投資スキルは向上するはずです!
※投資苑はシリーズ化されており、全4冊あります。今回ご紹介させていただいた内容は投資苑1に基づくものです。
- 作者: アレキサンダーエルダー,福井 強,Dr. Alexander Elder
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 24回
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2.マーケットのテクニカル分析
この本はテクニカル分析の辞書と呼ぶにふさわしいです。
正直、チャート分析の手法だけを学びたいのであれば、この1冊があれば事足りるでしょう。こちらも分厚い本ではあるのですが、解説が非常に分かりやすく、チャートが400以上掲載されているので、文章だけでなく視覚からも理解することができます。
これは特に短期投資では大切なことで、チャートパターンを多く見ることで、実際にそのパターンが現れた時、考えなくてもその形状でパターンを認識できるようになります。迅速な意思決定が求められる短期投資においてはこのスキルは大きな武器になります!
また、こちらも投資苑と同じく期待値の高い取引手法、リスク管理手法が解説されています。どのような時にエントリーし、どのような時に損切りすれば良いのか、まだ明確な判断基準を持っていない方は是非こちらを参考にしてみてはいかがでしょうか?
表紙には「この本1冊でテクニカル分析の全てをマスターできる!」と記載されていますが、これは本当に大げさではなくテクニカル分析をマスターできると唄って良い完成度だと思います!
これ以上詳細なテクニカル分析の手法もあるにはありますが、有効とは言えないと思います。なぜなら短期投資では市場を動かすのは大衆の感情であり、多くの人からの認知度が高いテクニカル分析手法を用いる必要があるからです!
マーケットのテクニカル分析 ――トレード手法と売買指標の完全総合ガイド
- 作者: ジョン・J・マーフィー
- 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
- 発売日: 2017/11/12
- メディア: Kindle版
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3.出来高・価格分析の完全ガイド
こちらは価格と出来高の関係性について書かれたものです。
価格と出来高は深く関連しており、出来高は価格の先行指標になることや値幅に対して出来高は適切なものかなど出来高分析についてフォーカスしています。
この本が特に有用になってくるのは新興市場でしょう。新興市場では値動きが荒く一瞬の油断が命取りになります!
また、新興市場には仕手筋が介入してくる可能性が高く、そのような大型資金の流れを味方につけるには価格と出来高分析による先行指標の把握が欠かせません。
これは新興市場では大型資金の流れに乗れるかどうかと言うマネーゲーム要素が強いことが関係しているからです。
このように価格と出来高分析を用いることで、近い将来どのような動きをする可能性が高いのか仮説を立てることができるようになり、現在の過熱感も捉えることができるようになります。これは短期的な天井と底を見抜くと言うことに他なりません!
「頭と尻尾はくれてやる」こちらも投資ではよく言われています。あらかじめ頭と尻尾の兆候に目処をつけることができると言うのは非常に有意義なものではないでしょうか?
出来高・価格分析の完全ガイド ――100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす (ウイザードブックシリーズVol.223)
- 作者: アナ・クーリング,長尾慎太郎,山下恵美子
- 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
- 発売日: 2014/12/13
- メディア: 単行本
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4.最後に
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介させていただいたものは私がこれまで読んで来た数多の短期投資についての本の中でも特に有益だと感じたものです。
実際、私自身これらの本の内容を忠実に実行することによって「勝率」、「リスクリワード」を随分改善することができました!
今、これまでの投資手法に迷いが生じている方、これから短期投資を始めようとしている方にはぜひ読んでいただきたいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
また、お会いしましょう!では!