【株式投資】ファンダメンタル分析のオススメ本
皆さん、こんにちは!
株式投資における分析の2大巨頭と言えばファンダメンタル分析とテクニカル分析ですよね!
過去記事でも触れましたが、ファンダメンタルとは経済動向や企業業績などでテクニカル分析は株式市場への参加者の需要と供給を把握する手段です。
※人によってファンダメンタル・テクニカル分析に対しての見解は異なります。
どちらがより良い分析手法なのかと言うことはなく、どちらも併用して使うものですので、こちらの記事も参考にしてみてください!
それでは、今回のテーマであるファンダメンタル分析のオススメ本をご紹介したいと思います!
1.ミネルヴィニの成長株投資法
本のタイトル通り、成長株投資について書いた本です。
独自の成長株スクリーニング法SEPAを紹介しており、成長株がどのような特徴を持っているかが明記されています。
また、成長株がたどる「一生」についても第1ステージから第4ステージまであるとしており、実際にチャートを用いてわかりやすく解説されています。
例えば、ミネルヴィニ氏によれば、個人投資家が買い向かっていくべきなのは第2ステージの局面であり、ここが最大ではないが大きな利幅を取ることができ、勝率も高くなる局面であると論じられています!
彼はファンダメンタル分析もテクニカル分析も併用しているハイブリッドです。
しかし、その方法はシンプルで私たちが実践するにしても十分再現性があるものです。それは、ファンダメンタルによる銘柄を選ぶ基準が明確に定められており、(定量化されている)テクニカル分析による銘柄の選別も非常にシンプルなものであるからです。
テクニカル分析については特に個々の裁量が大きくなるように思われますが、古典的なチャートパターンと移動平均線のみを用いていますし、ここでも売買基準が明確です。
また、損切りや投資に向かうための考え方などにも触れられており、非常に実践度が高いのです。特に新しい投資手法を模索されている方やこれまでの手法をアップグレードさせたいと思われている方にとっては大いに参考になるものであると思います!
ミネルヴィニの成長株投資法 ━━高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ (ウィザードブックシリーズ)
- 作者: マーク・ミネルヴィニ
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2013/12/14
- メディア: ハードカバー
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2.オニールの成長株発掘法
こちらもミネルヴィニ氏と同様、成長株に主軸に据えて書かれた本です。
オニール氏の成長株発掘方はCANSLIMです。
こちらの手法も全てではありませんが、定量化されており、ネット証券などでスクリーニングにかければ簡単に該当する銘柄を見つけ出すことができます。
ただ、CANSLIMには定性的なものも含まれておりますので、定量化されたルールに乗っ取ってスクリーニングに掛けた後、手動で定性的なルールに合致する銘柄を絞りこむと言う作業が必要になります。
また、銘柄の発掘法だけではなく、仕掛けのタイミングについても書かれています。
と言うかページをめくるといきなりチャート100本ノックから始まりますからね(笑)
オニール氏が推奨している仕掛けのシグナル典型的なカップウィズハンドルのパターンです。また、新高値を更新する銘柄に対して買い向かうことを推奨しています。
これはいわゆる高値掴みをあえて推奨すると言うことになりますが、オニール氏によれば「新高値を更新した銘柄はさらに値上がりし、新安値を更新した銘柄はさらに値下がりする」だそうです。
一般的に言われる押し目を買えと言う教えとは真逆の考え方です。繰り返しになりマウスが、オニール氏の主張としては「株価がもみ合い、出来高の増加を伴って新高値に近く、実際に新高値を更新する銘柄を買うべきだ」としています。
株式投資の世界にこれこそが正しいと言う「聖杯」は存在しえないのです。
この手法に違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、そんな人にこそぜひご一読していただきたい一冊です!
オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)
- 作者: ウィリアム・J・オニール,スペンサー倫亜
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 単行本
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3.株を買うなら知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改正版
初心者向けのようなタイトルですが、初心者から上級者まで誰が読んでも勉強になるものに仕上がっています。
PERやPBRなどの株価指標を使って企業の価値を評価する方法を分かりやすくかつ応用的なところまで解説されています。
また、財務諸表を使った解説も多く盛り込まれているのですが、会計の知識がない方でも読めるように工夫されています。
それと同時に株式投資のための財務諸表の見方を知ることができ、これまで財務諸表を使って投資判断をされてこなかった方や財務諸表を使った分析に多くの時間を掛けている方は、その時間を短縮することに繋がるのではないかと思います。
この本は長期投資を前提としたバリュー株投資や成長株投資を行うことを主軸としているので、会社員で日中売買が難しい方や長期投資に興味をお持ちの方にとっては何かヒントになることがあるのではないでしょうか。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
- 作者: 足立武志
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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4.最後に
株式投資の本質といえばやはり企業価値を買うことであると思います。
企業価値を適切に評価し、適正な値段で買うことはリスクを低減し、リターンを増加させることにつながります。
それを実現させるものがファンダメンタル分析です!
今回、ご紹介させて頂いた書籍は全て論理だけではなく、実用性に優れたものです。
当たり前のことかもしれませんが、私個人としてはファンダメンタル分析により、取引する銘柄を絞りこみ、買うタイミングをテクニカル分析で判断することが勝率とリターンの両方を向上させてくれるのではないかと思います!
利益を生み出すのは投資手法ではなく、私たちの知識や思考です。
そのように考えると日々、継続して勉強することが最終的なリターンに直結するのではないでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
では、またお会いしましょう!では!