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世界一のハンバーガー帝国を築いた男、レイ・クロック!

皆さん、こんにちは!

マクドナルドへは行きますか?だからなんだという話ですが、私はほぼ毎日行っています!(笑)

仕事の帰りに勉強するのにもってこいなんですよね。。。

あ、100円のコーヒー1杯しか頼まないケチな客であることは内緒ですよ!

 

そんな私もお世話になっているマクドナルドですが、世界中にこのハンバーガー帝国を築いた男がいます!その男の名はレイ・クロック!

今回は一代でまさにアメリカン・ドリームを体現し、城を築きあげたレイ・クロックについて取り上げます!

 

 

1.マクドナルドとの出会い

実はレイ・クロック、創業者ではありません。「0」を「1」にした人ではなく、「100」を「100000」にした人です!

しかし、クロックはもともとはミキサーのセールスをしていました。

そんな時、マクドナルド兄弟が経営している、安く早くハンバーガーを提供する店「マクドナルド・フェーマスハンバーガーズ」と出会ったのです。

 

「こんなに作業がシステム化されていて、効率的な店は他にない」クロックは当時としては革新的なシステムを持つこの店に大変感心し、兄弟と取引し、フランチャイズ権を獲得します。

 

クロックが目をつけたのは「とてつもなく美味しいハンバーガーではなく、細部にまで行き届いた品質管理、徹底的に効率化されたハンバーガーを提供するためのシステム」でした。

より多くの人にサービスを提供することができれば、より多くの売上が上がる。

当たり前のことですが、最も強力なビジネスのセオリーを感覚で理解していたのです。

また、チャンスだと感じた時に思い切って飛び込む勇気!このようなところが彼が最高のビジネスマンだと言われる所以でしょう。

 

2.マクドナルドを「乗っ取り!」

クロックのビジネスが軌道に乗ると同時に悩みの種になっていることがありました。

それがマクドナルド兄弟と結んだフランチャイズ権についての契約です。

契約内容は利益の1.4%のみクロックの取り分になるというもの。

この契約が原因でクロックは資金難に陥り、経営の危機を迎えます。

 

その危機に対して講じた策がレストランの建設用地を買収し、それをフランチャイジーに賃貸するというもの。つまり、不動産業です!

これにより財務体質は改善、経営の危機を脱出し、飛ぶ鳥を落とす勢いで、店舗を拡大していきます!

 そして、流れに乗ったクロックは大胆な行動に出ます。

 

その行動はマクドナルドそのものを買収するというもの!それは1961年に現実のものとなり、買収額は270万ドルでした!

これは高いのか安いのか?クロックの資産が1970年代半ばには5億ドルに達していたことを考えれば答えは明確であり、その金額は「はした金」でした。

 

クロックの成功物語は創業者が語る美しい物語ではありません。

何をしても、どんな手を使っても成功したい!という手段を選ばないやり方によって作り出されたものです。

事実、クロックは自身の成功について「才能は違う。才能があっても成功できない人間は山ほどいる。天才も違う。恵まれなかった天才はことわざになるほど多くいる。教育も違う。世界には教育を受けた落伍者が溢れている。執念と継続だけが全能である」と述べています。

 

ちなみにこれは映画「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」のラストシーンでも出てきますので、興味ある方はぜひご覧ください。

 

 

3.あの人たちもクロックの信教者!?

クロックから大きな影響を受けた人たちの中にはファーストリテイリングの柳生正さんやソフトバンクグループの孫正義さんがいます。

彼らはクロックの自伝「成功はゴミ箱の中に」を自らの愛読書と語っており、クロックの経営手法を取り入れています。

例えば、ソフトバンクグループの孫さんは「0」から「1」を作り出す起業家タイプというよりは「1」を「10000」にもするクロックのような既存の事業を買収し、成長させるやり方を取っています。

また、ファーストリテイリングの柳生さんはユニクロで高品質ながら、低価格、選りすぐった品揃えを行なっており、これはマクドナルドの衣料品版であると言えます。

ファーストリテイリングという社名は「ファストフードのように早い小売業」を目指すということでファストフードが由来だそうです。

 

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

 

 

4.最後に

いかがでしたでしょうか?

クロックは人間性に欠陥がある。そのような悪評も多くある人物です。(マクドナルド兄弟への買収など)

しかし、ビジネスマンとして利益、機会を絶対に逃しまいとするその姿勢と行動力は納得せざるを得ない優れた部分でしょう。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という諺があります。クロックは自身の人生からの経験を持って何が成功の元になるのか、何が失敗の元になるのかを知りました。

 

私たちはそれを繰り返す必要はあるのか?孫さんや柳生さんのような「賢者」はクロックの経験を参考に「見て」学びました。私たちも「見て学ぶ」という姿勢を持つことでクロックから多くのことを学べるのではないでしょうか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

ぜひ、またお会いしましょう!